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トラベラーズ ノート まくら木日記

日記・雑記・駅々めぐり。

復刻デザイン、山陽電鉄にも

  山陽電鉄3000系のうち1編成が、昔のデザインに復刻されるそうです。→山陽電鉄サイト当該記事

  このたび復刻されるデザインというのは↓

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(写真は3050系)

  黄色と紺色のツートンカラーで、幼少期阪神沿線(東灘)に住んでいた私にとっては、大石より西に行かなければ出会えないものの、阪神の「青胴車」と塗り分けが似ていたことから、何となく親近感を覚える存在でした。

  その後阪神沿線を離れると、この3000系列も今のデザインに塗り替えられてしまい、旧カラーはいつの間にか過去のものになってしまいました。なお、旧塗装の鋼製3000系列で現存している写真はこの1枚だけ。当時、子供の小遣いで高額な現像費はそうそう出せず、こうした日常の車両を撮ることは希だったのです。というわけで「山陽の旧塗装」といえばこの写真をずっと使い回しています。

  近年、JRだけでなく私鉄にもこうしたリバイバルが増えてきましたが、1970-80年代のデザインが多いように思われます。私のようにそのカラーに慣れ親しんだ世代がいい歳になってきたのと、この年代の車両が引退に近づき、そのはなむけという意味合いもあるのでしょう。

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  昨年は神戸電鉄が「メモリアルトレイン」として1000系列を復刻デザインに。この際山陽電車も・・・と密かに期待していたところでのこの発表。心ときめくのは昭和の少年、令和の中年の証拠ですね(苦笑)

  対象となるのは3030Fの4両編成。組み替えなく4連で構成される唯一の3000系で、このたび定期検査を機に旧塗装を施され、7月以降に運行されます。

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この編成が対象に。

  鋼製3000系列のリニューアルが進む中でこの編成は更新を受けておらず、今回が最後の検査になることが明言されており、2021年春ごろまでの運行となる模様です。

  これまで「ネタ車両」の運行に際してはサイト上でダイヤを公開している山陽電鉄なので、この3030Fも公表してくれるかもしれません。登場が楽しみですね。
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レアもの検測電車(2)

  厄神駅付近の加古川橋梁で443系の通過を見届けた後、そのまま車で加古川駅へ。加古川線の検測を終えた443系がしばらく同駅に停車するようなので、キャッチできないかともくろんでのことです。

  神戸線上りホームに上がると・・・いましたいました。

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  443系は加古川線ホームの5番線に停車中。姫路側で神戸線に合流する線路があり、この後そこを通って姫路方面へと発車することになります。営業運転では加古川線の車両は他の線に出ることがないので、こういうイレギュラーなことがない限り使われることのない線路です。

  221系の上り普通と並んだところでパチリ。国鉄世代とJR世代で隔世の感がありますが、221系もそろそろ30年選手なんですよね。

  4番線が空いたところで、443系をじっくりと観察してゆきましょう。なかなかないチャンスです。

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  姫路方前方がクモヤ442-2、後方がクモヤ443-2です。色あせたあずき色が井村屋のあずきバーのようなカラーに。

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  先頭部を側面から。

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  側面には「電気検測試験車」の文字。平成も終わろうかというこの時代に、昭和感満載のフォントです。側窓はカーテンが下ろされ、中をうかがうことはできません。

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  クモヤ443の天井にはのぞき窓が。その前方にある照明で架線を照らして点検するのでしょう。

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  クモヤ443側の先頭部。こちらの小さなパンタグラフ(下段交差式)が検測用。

  いいものを見させていただきました。

レアもの検測電車(1)

  鉄道車両には花形の特急車両から日常の足となる通勤車両まで、さらには物流を担う貨物列車もあってそれぞれの役目を果たしていますが、それらを陰で支える「検測車両」というものもあります。線路や電気設備などを検査して異常がないかチェックするもので、日々鉄道が安全運行できるのもこの車両の働きあってのことです。

  本来検測車とは裏方に徹するものですが、新幹線の923形「ドクターイエロー」はそのレア感によく目立つカラーリングも相まって、「幸せの黄色い新幹線」としてすっかり有名な存在に。運行情報は非公開ではあるものの、このご時世すぐにネット上に出回るため、行く先々で大勢のギャラリーに囲まれるのが常となっています。

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  ドクターイエロー

  もちろん在来線にもこれに相当する車両があり、JR西日本には国鉄譲りの443系電車と、2006年に導入されたキヤ141系気動車があります。これらの車両はJR四国・九州や第三セクター路線に貸し出されることもあり、西日本各地で広く運用されています。

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  キヤ141系

  ドクターイエローは走行するダイヤがほぼ決まっているため、走行日さえ判ればキャッチすることは比較的容易ですが、443系やキヤ141系は各地を転々としているため遭遇率はかなり低く、よほどタイミングが合わなければ出会えない存在です。

  そんな443系が加古川線を検測する日にたまたまタイミングが合いました。いささか古いネタですが紹介します。

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  ローカル電車しか走らないこの路線で、国鉄特急っぽい顔の電車が妙な存在感。

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  やはり加古川線といえばこの鉄橋ですね。

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  ドクターイエローと比べるとなんとも地味なカラー。だがそれが良い。

播磨に新たな特急

  来春、JR神戸線に新たな特急が登場することになりました。

  その名も「らくラクはりま」

  なんとなく

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  このクマを連想させるネーミングですが、たぶん無関係です。

  平日に大阪~姫路間を1往復(朝:姫路→大阪、夕:大阪→姫路)。通勤通学利用者をターゲットにした特急です。特急車両の間合いを活用した通勤特急として、大阪以東には「びわこエクスプレス」がありますが、「らくラクはりま」はその西向けバージョンといえそうです。

  使用されるのは289系電車の6両編成。

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  写真は特急「こうのとり」の289系ですが、実際には「くろしお」に使用される水色ラインの289系となるようです。もともと「サンダーバード」などに使用されていた683系電車を直流専用に改造したものです。

  発表されてばかりで、当然列車はまだ走っていないにもかかわらず、JR西日本のサイトには既に車両紹介ページが→こちら。このページの情報によれば、1号車の半室がグリーン車、2,3号車が自由席、その他が指定席となるようです。

  683系時代を含めて、尼崎以西の東海道・山陽本線区間でこの車両が定期的に運転されるのは初めてだと思います。また「はりま」の名を付した列車名も記憶にありません。この区間には既に「はまかぜ」「スーパーはくと」が走っていますが、これらは兵庫北部・鳥取方面へのアクセス特急というイメージが強く、神戸線区間内での利用はあまり想定されていないように思えます。(特に日中は新快速で十分だというのが実情でしょう。)

  既に発表されているとおり、来春には新快速の一部に有料車両が導入されます。(こちら) 通常、翌春のダイヤ改正の情報は前年の12月中旬に公表されますが、それに先駆けてこれらの発表がなされたというあたり、JR西日本のそれなりの気合いが見て取れます。

ええシート?

  JR西日本が新快速に有料座席車導入を検討している、というニュースが6月に流れましたが(記事)、このたびJR西日本から情報がリリースされました。→こちら

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  12両編成の9号車を改造し、車内はリクライニング座席、テーブルやコンセント、無料Wi-Fiなどを備えた設備。(イメージ画像を見れば、中間扉を塞いだ2扉とし、車両端に簡易的なデッキと荷物置き場を設けるようです。)

  どういう形での運用となるのか気になっていましたが、とりあえず席に着き、車内で乗務員から整理券(500円)を購入する方式となります。

  2022年度までに導入を検討と言われていましたが、早くも来春に2編成がお目見えし、ひとまず1日4本運転するとのこと。試験的に運用して様子を見ながら、順次改造を進めてゆくのでしょう。

  この500円という価格設定が設備に対して妥当なのか、着席後の精算という方式で問題は起きないのか、成否は蓋を開けてみなければ何ともいえない部分ではあります。混雑が常態化している新快速で座って行きたいという一定のニーズはあると思いますが、事前に着席が保証されるわけでありません。もっとも、予約制にすれば安心感はあるものの、予約しないと乗れない煩わしさもあるわけえで、その両面を考慮して気軽に使ってもらうことを優先したのかもしれません。あるいは、予約システム導入のコストを考えて見送ったのか。このあたりも、試験的導入の成果次第で再検討される部分かもしれません。

  さて、この有料座席には「Aシート」という名が。関西弁で「ええ(良い)」シートという意味合いも含んでいるようです。ただ、関東では似たようなネーミングの「E(いい)電」が結局定着しなかったという実例もあるだけに、果たして・・・。サービスに関して目の肥えた関西人に、実際に「ええシート」として受け入れてもらえるか、それとも「ええっ!?(これで500円取るの?)シート」と揶揄されるか。いずれにせよ来春のデビューが楽しみです。