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トラベラーズ ノート まくら木日記

日記・雑記・駅々めぐり。

中秋の十六夜月2019

  このブログで何度か「中秋の名月」を取り上げています。これは旧暦8月の十五夜のことで、今年は昨日9月13日でした。

  残念ながら昨晩は天気が今ひとつで、くっきりした月の姿を見るに至りませんでしたが、今夜は見事な十六夜月が。

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  2010年の「中秋の十六夜月」の記事でも取り上げていますが、「十五夜」と「満月」は必ずしも一致せず、今年も「満月」に該当するのは今夜のほうです。

  数日前まで昼も夜も真夏と変わらぬ蒸し暑さで、特に台風15号の来襲前後はひどい暑さでした。ようやく朝晩が少し涼しくなりましたが、まだまだ秋の深まりには時間がかかりそうです。
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千年後の望月

  今夜は美しい満月が出ています。

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  「この世をばわが世とぞ思ふ 望月のかけたることもなしと思へば」

  時は平安時代、藤原道長が有名なこの歌を詠んだのが1018年の太陰10月16日だそうです。そして今日は2018年の太陰10月16日。つまりちょうど千年を経たことになります。(太陰暦なので満月の日付は同じになります。)

  娘を次々と帝に嫁がせ、摂政として実権を握った(ただし1018年時点では摂政を息子頼道に譲っていた)道長が、文字通り一族の最盛期を謳歌したわけですが、満月はその日を境に欠けはじめるもの。それから10年経たずして道長は亡くなり、長寿を全うした頼道の時代には早くもその体制が陰りを見せることになります。自分の栄華を欠けたところのない満月になぞらえた道長は、皮肉にもそこをピークに衰退が始まることを予告していたという見方もできます。

  人の世は絶えず移り変わり、道長の栄光も今は跡形もありませんが、月は欠けてはまた満ちて、千年を経た今日この夜も、おそらく道長が愛でたとほとんど同じ姿で空に輝いています。そしてきっと千年後、3018年の太陰10月16日にも・・・

また奴が来る・・・

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(気象庁HPより)

  沖縄近海で圧倒的な存在感を醸す巨大ドーナツ、台風24号。

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(気象庁HPより)

  どうやらまたしても近畿地方にロックオンした模様。

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  関西を通過した台風たちの進路を重ねてみる。(24号は28日21時時点での予報円の中心を結んだもの)。台風たちにこよなく愛される近畿地方、そして室戸岬の台風銀座ぶりが半端ない。

  この台風の怖そうなところは・・・

  (1)21号より大型。大きいので影響が広範に及ぶ。また衰えにくい(むしろもう少し発達する予想)

  (2)偏西風に乗ってスピードアップ。勢いを保って突っ込んでくるだけでなく、危険半円(進路右側)の風がさらにパワーアップします。

  (3)秋雨前線のかかる場所で大雨の恐れ。昔2004年台風23号は、似たケースで近畿北部に大洪水をもたらしました。

  (4)相次ぐ地震・台風などで既に災害耐性の弱っている地域にとっては、ダメ押しになってしまう恐れがあります。わが地元でも20号の通過後、いまだにブルーシートのかかったままの屋根もあり、21号の修繕が全く追いついていない大阪などではどれほどの被害が出るか判りません。

  そしてこの図をよく見てみると・・・

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  南海上には既に次の台風予備軍(熱帯低気圧b)の姿が。順当に発達すれば、明日にも台風25号となる見込み。

  この台風25号(仮)、24号に追従し、1週間ほど後に日本に接近してくる予想をしている機関もあるようです。

  ひとこと言わせてください。

  もうやめて~

嵐の前の夕焼け

  台風12号は昨日(29日)早朝に一時大雨を降らせたものの、大きな被害はなく通過。騒がれた割にはという感じですが、例の西日本豪雨からまだひと月も経っていないこの時期だけに、備えが空振りになる程度が一番いいのかもしれません。

  その前日(28日)の夕方には、こんな夕日が。

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  なんだかミステリアスな空でした。

  ちなみに台風12号は勢力を弱めながら瀬戸内海沿いを西進した後、北九州を経て有明海、東シナ海へと南下するという、相変わらず奇妙なコースを辿っています。夏台風の迷走自体は珍しいことではありませんが、日本本土上でこうした動きをする台風というのはこれまで記憶にありません。

  現時点でも一応「台風」という扱いになっていますが、すでに原形は保たれておらず、台風ではなく熱帯低気圧(最大風速18m/s未満)のレベルになっているのではないかという気もします。まだしばらく鹿児島近海にとどまりそうで、東シナ海の海水のエネルギーで再発達する可能性もあることから、警戒を緩めさせない意味で「台風」ということにしているのかもしれません。学術的な検証は後の話で、今はとりあえず防災を優先する考えなのでしょう。

「逆走台風」の憂鬱

  現在、日本の南東海上に台風12号があり、今夜にも東海~近畿地方に上陸する公算が強まっています。

  この台風が特殊なのは、東から西に向けて進んでいるというところ。日本近海では台風(特に秋台風)は太平洋高気圧のへりを北上し、偏西風に乗るコースをとるため、西から東に流れるというのが定番です。日本付近に偏西風がない夏の時期だと、台風を動かす風がないためにウロウロと迷走することがありますが、今回ははっきりと、いつもと逆の曲がりで日本を目指しています。

  この特殊な動きをもたらしているのは、日本の南にある「寒冷渦」と呼ばれるものだそうです。天気図には表れない大きな低気圧が日本の南海で反時計回りに渦を巻いており、台風はその北側に巻き込まれて西側へ誘導される格好になっています。

  同じように寒冷渦の作用で西向きに進んだ台風として2016年10号があり(デジタル台風当該記事)、この台風は南海をさんざん迷走した挙げ句に、観測史上初めて太平洋側から東北地方に上陸。岩手県などで大きな被害が出ました。

  ちなみにこの2016年には、ほとんど台風が上陸することのない北海道に立て続けに台風が上陸し、こちらも大きな被害を出しました。(苦境のJR北海道にいっそうの追い打ちをかけた災害でした。)これまでになかったということはデータがなく、対策も難しかったのだと思います。

  今回の12号も、勢力を維持しながらの接近となり、しかも普段と逆方向から来ることで、思わぬ場所で大きな被害が出る可能性があります。また今のところ、予想は上陸後瀬戸内側を進むような進路となっており、先日の水害の被災地を直撃することになってしまいます。

  なんといってもデータの少ないレアケースなだけに、今後実際にどのような進路を取るのか、どこでどんな被害が出るのか読めない部分が多々あります。予想が良い意味で外れ、思ったより大したことにならなかった、という結果になれば何よりですが・・・