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トラベラーズ ノート まくら木日記

日記・雑記・駅々めぐり。

#005 伊集院駅

JR鹿児島本線

  真正面で「島津義弘像」(伊集院は大名島津氏ゆかりの地)が出迎えてくれる伊集院駅で列車を降り、枕崎行きの鹿児島交通バスに乗り換える。私を含めて4人の乗客で出発。乗降客はほとんどおらず、信号以外で停まることもなく、後続車に道を譲りながらマイペースで南下してゆく。(00.5.4)

  九州新幹線開業前、西鹿児島(現鹿児島中央)を出た特急「つばめ」が最初に停車するのが、この伊集院でした。しかし新幹線のルートから外れた今では、普通列車しかやってきません。かつては、枕崎へと至る鹿児島交通の接続駅でした。

  駅前に、戦国武将・島津義弘の像があります。関ヶ原で東軍のただ中を突破するなど、武勇で知られる義弘ですが、その父貴久がしばらく(おそらく義弘の若いころ)伊集院を拠点としていたことから、「義弘ゆかりの地」としてアピールしているようです。

  伊集院といえば、「伊集院饅頭」という銘菓があります。島津の紋(丸の中に十の紋)をかたどった、白あん入りの薄皮饅頭で、比較的安価。鹿児島(出水)に帰省の際にはしばしば口にするお菓子でした(時折、線香のにおいがついて食べられないときがありましたが(苦笑))。

駅舎と義弘像(00.5.4)
伊集院

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#004 鹿児島駅

JR鹿児島本線/日豊本線

  鹿児島駅近くの港からは桜島行きのフェリーが出ている。鹿児島といえば桜島が海の向こうでどーんと構えて噴煙を上げて、という光景が浮かぶが、このときは好天にもかかわらず、かすみがかかったようになっていて、肝心の桜島はほとんど見えなかった。(92.8.10)

  鹿児島中央から宮崎側へひと区間。鹿児島中央駅が、新幹線開業までは「西」鹿児島を名乗っていたことから分かるとおり、本来こちらが市の中心駅でした。現に、鹿児島本線・日豊本線の終点もこちらです。
  しかし実質の中心駅の座は西駅に移り、特急列車も皆西駅から発着していました。2004年3月に新幹線の終点となった西駅が「鹿児島中央」を名乗るようになって名実共に鹿児島の玄関口となり、鹿児島駅の影はますます薄くなってしまいました。

  その鹿児島駅は、コンクリートの比較的こぢんまりした建物。構内の広さから、過去の繁栄を偲べなくはないものの、拠点としての機能はすでに失っていることから、がらんとしていました。一方写真のように、駅前は広々としていて、鹿児島市電が発着します。海に向かって少し歩くと、桜島行きのフェリー乗り場があります。

市電の発着する駅前の様子(92.8.10)
鹿児島


駅舎。駅名より「au」のほうが目立つ・・・(06.7.31)
鹿児島2

#003 鹿児島中央駅

JR九州新幹線/鹿児島本線/指宿枕崎線

  現在工事中の九州新幹線受け入れのために橋上駅となった西鹿児島で一旦下車し、昼食に「とんこつ弁当」と、「さつま揚げ」2つを買う。さつま揚げが、「SNACK FOODS」と書かれた、マクドナルドのポテトのような容器に入れられていたのには笑えた。(00.5.4)

  2004年春に開業した九州新幹線の終点駅。それまでは「西鹿児島」駅を名乗り、博多からの特急「つばめ」や寝台特急「なは」、以前は東京からの「はやぶさ」「富士」も発着していました。

「西鹿児島」駅(00.5.4)
鹿児島中央


  写真の真っ赤な駅舎は、新幹線開業に先駆けて建て替えられたものです。(写真は西鹿児島駅当時のもの。)在来線が南北に走っているのに対し、新幹線の線路は西側から、在来線に対して垂直に入ってきて、行き止まりとなります。その先には海、その向こうには噴煙を上げる桜島。九州新幹線が全通すれば東京からここまでが一本に結ばれますが、ここ鹿児島中央がまさにその最果てとなります。

  駅前からは、鹿児島市電が発着します。15年ほど昔に鹿児島駅まで利用しましたが、薩摩弁の妙なイントネーションが印象的でした。

  かつての駅周辺は広々としていた記憶がありますが、新幹線駅開業に伴い駅ビルほかビル群が立ち並び、在来線ホームはその狭間となってしまった印象です。

真っ赤な特急「きりしま」が発着(06.7.29)
鹿児島中央2

#002 山川駅

JR指宿枕崎線

  枕崎からちょうど1時間で山川へ。ここは「最南端有人駅」の触れこみで、正面がすぐ海の駅。かつおの揚がる大規模な漁港が望まれる。波打ち際に下ると、なぜか湯気が上がっていて、水に触れると温かい。(00.5.4)

  本土最南端の駅は、指宿枕崎線の「西大山」。そこから鹿児島中央側へ2駅進むと、この山川です。この駅は「駅舎のある駅・有人駅の」最南端という、ちょっと強引な設定の最果て駅です。なお、沖縄に「ゆいレール」が開業したことで、これらは「JR最南端」もしくは「本土最南端」の駅となりました。

  駅を出ると、道路を隔ててすぐ前に海。南側へ口を広げた湾は、かつおの水揚げが盛んな漁港です。地熱が高いらしく、海岸の岩場からは湯気が立ち上ります。湾の背後には稜線なめらかな開聞岳が望まれ、南国情緒たっぷりです。

  ちなみに、駅名は「やまかわ」ですが、地名は「やまがわ」町となっていました。その山川町も、06年1月1日をもって指宿市に合併されたそうです。

駅前の様子(00.5.4)
山川駅

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#001 枕崎駅

JR指宿枕崎線

  指宿枕崎線の終点である枕崎駅。鹿児島交通鉄道線が廃止になった今となっては、長いローカル線の旅の果てにたどり着く「どんづまり」の駅である。しかし私は、その「終着駅」から指宿枕崎線の旅を始めることになる。日程の都合とはいえ、やはりこちらからバスで来てしまったのは邪道だったなと思う。(00.5.4)


  指宿枕崎線の終点。かつては枕崎と伊集院を結んでいた鹿児島交通と接続しており、2つの線で薩摩半島を循環するようなかたちになっていましたが、現在は1日6往復のJR列車が折り返すだけの、文字通り最果て駅となっています。駅はもともと鹿児島交通のものでしたが、同交通が1984年に水害を機に廃止され、「間借り」の格好だった指宿枕崎線の方が残りました。

  駅舎は大ざっぱなコンクリート造りで、昔は「枕崎駅」の文字ももっと大きかったらしい。日本の駅で、このような大味な印象を与える駅舎というのは珍しかったのではないでしょうか。

無骨な駅舎も今はなし(00.5.4)
枕崎


  中は薄暗くがらんとした無人駅。そこを抜けると、朽ちかけ草むしたホームが。線路は今や1本だけで、山川方面から来た列車がそのまま折り返してゆく。いかにも「南の果て」の雰囲気の駅でした。

最果ての地からの出発(00.5.4)
枕崎2


  しかし、06年春にこの駅舎は取り壊され、駅そのものが指宿方に移転し、「最果ての駅」はホームだけの実に味気ない‘乗降所’と化したようです。

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ブログ開始のお知らせ

  このたび、ブログにて、鉄道の「駅」を順に紹介する「駅々めぐり」を開始します。

  これは、私の管理する鉄道旅行趣味のメインサイト「トラベラーズ ノート」の「分家」にあたるものです。
  これまで、サイトの中のいちコンテンツであった「駅々めぐり」を分離独立させてのブログオープンとなります。このため、当面は、すでにサイト内で公開してきたものの転載という格好となります。
  駅にまつわる記録や記憶をつづってゆきますので、どうぞよろしくお願いします。ご感想や情報等ございましたら、ぜひお寄せ下さい。
金山駅