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トラベラーズ ノート まくら木日記

日記・雑記・駅々めぐり。

[日記] 最終日(3)

  三木高校の演奏会が終わり、次の列車の時間が近づいたので、駅へと入って行きます。通常、下車するときに運賃を払うのがワンマン列車の常ですが、今日に限っては、三木駅の改札で厄神までの250円を徴収されます。厄神駅でのあの混雑を考えれば妥当でしょう。ちぎった回数券と思われる券を受け取って、すでに立ち客までいっぱいの車内へ。(ちなみに、先日購入した硬券入場券は既に売り切れ、硬券往復乗車券は、乗車には使えない記念品として販売されていました。買っておいてよかった・・・)

  乗客を満載した列車は三木駅を出発。後方に乗務の係員氏が、各駅毎に「降りる方はいませんか~」と呼びかける。ほとんどの客は厄神駅まで乗り通しましたが、若干の乗り降りがあり、そのときだけドアを開ける。たまたま西這田で前の席が空いたので、あとは座って厄神まで。

  厄神駅では、さきほど見たときと同様、これから乗る客は階段から改札の外へと並ばされ、乗ってきてそのまま折り返す客は、一度改札の外に出てその列の後ろに並ぶことに。その途中、列車の上から写真を1枚。これまで何度か撮ってきたアングルですが、ここに列車がいる光景も今日が最後。

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  これだけの人が1両に乗りきれるのか?と思えるほどの列でしたが、列車の収容力とは大したもので、全員を収めて、数分遅れで厄神を出発。

  この厄神→三木が、私の最後の三木鉄道乗車となります。これだけの人を乗せていても、ミキ300のエンジン音は軽快なもので、いかにこれまで、その能力を持て余していたということか。まだミキ300の引き受け先は決まっていませんが、あわよくばその性能を発揮できるような所に移籍してほしいものです。

  下石野にて。
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  ほうぼうで見送りを受けつつ、6.6kmの最後の旅路は残り少なくなってゆきます。三木鉄道にとっては最初で最後の大盛況だったはずですが、最後まで増結や増便など一切しなかったのは、慣れないことをせず、最後まで確実な輸送に徹しようという意志の表れだったのでしょう。この列車も、定刻よりは遅れつつ、無事に三木駅に到着しました。

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続く
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[日記] 最終日(2)

  さすがに入場規制を敷くほどの混雑なので、列車がいるうちは駅構内に入ることはできません。列車が出た後、係員の方が、「次の列車が来るので、3時までは入ってもらってよい」とのことなので、その間にホームへ。実質いつでも出入り自由だった三木駅が、こんな風になるとは。

  昼間は常に2番ホームに車両がいる状態なので、(私はこれまで何度も撮ったのですが)来訪者にはちょうどいい被写体になっています。最後なのでドアを開けて公開してもいいんじゃないか、と思ったりもしましたが、車内プレートの盗難なども実際にありましたし、混乱を避けるためにも、余計なことはしなかったのかもしれません。

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  外へ出ると、次の列車を待つ行列がすでにできはじめていました。

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  その脇で、地元の三木高校の吹奏楽部が演奏会をするとのことで、準備をしていました。スペースの関係で、部員の半分での編成だとのこと。演奏は4曲、最後はこういう場合の定番か、「いい日旅立ち」でした。テレビ局のカメラも撮影していたので、ニュースなどでも流れたかもしれません。ちなみに、挨拶に立った顧問の先生、どこかで見た人だと思えば、私が高校時代(別の高校です)に英語を教わったことのある先生でした。

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  (続く

[日記] 最終日(1)

  3月31日。平成19年度の終わる日であり、三木鉄道が92年の歴史の幕を降ろす日でもありました。

  3月27日(木)に惜別乗車を果たし、これでもう、もし来れなくても悔いは無し、と、そのときは思っていたのですが、ここまで三木鉄道を追ってきた身、最後もきっちり見送っておかねばと思い、午後から再び原付で出陣。

  まずは沿線をひとっ走り。日曜日はあいにくの雨でしたが、最後は天候も味方してくれて青空が覗きました。しかし風が冷たく、何度か突風にあおられながらバイクを走らせました。沿線の撮影者はひときわ多くなりました。見通しの良いまっすぐな線路。そこを単行のディーゼルが進んで行く日常の光景が、今夜を境に永久に見られなくなります。今もって信じがたい現実です。目が潤んでくるのは、冷たい風のせいだけではない。

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  今回は厄神側から列車に乗ろうと思ったのですが、厄神駅の改札外にはなんと長蛇の行列が。ついに入場規制を敷くようになったか。その光景に恐れをなし、再びバイクを走らせて三木へと戻ると、やはりここにも行列が。駅舎向かいには、警備用のテントが設営されて、地元有志とおぼしき方々や警察官が待機していました。

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  (続く