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トラベラーズ ノート まくら木日記

日記・雑記・駅々めぐり。

117はいいな

  とてもオヤジ臭漂うタイトルですが、それはさておき。

  かつては京阪神を「新快速」として駆け抜けた117系。神戸線から撤退して久しいのですが、まれに団体列車などで走ることがあります。

  JR西日本の推進する塗装簡略化コストカット大作戦によって、この117系も各地で単色化が進められ、緑やら青緑やら黄色やら、何とも言えない色に塗りつぶされてしまいましたが、主に臨時・団体用に使用されるトップナンバーのT1編成だけは新快速時代のオリジナルカラーを保っています。ただし同じように使われるT2編成は緑色一色。なぜか私が遭遇するのはT2のほうばかりでした。

  さて、このほどやってきた団体列車。

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  おっ、念願のT1編成。

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  最長8両編成を組むT1編成ですが、このたびは6両編成でした。

  私にとって思い入れの深い117系、やはりこの新快速カラーに限ります。(6両編成というのも国鉄時代の新快速を彷彿させます。今の新快速だと考えられない短さですが。)かつての福知山線カラーや岡山サンライナー色はまだ許せても、緑や「末期色」と揶揄される黄色一色はどうにも受け入れがたいものがあります。

  やっぱり、「117はいいな」。

  この117系を改造して長距離観光列車を作るそうですが、どの車両が選ばれるのか? 車齢的にトップナンバーのT1を使うとは考えにくいのですが… ともかく、このカラーリングは最後まで残してほしいものです。


  おまけ:117系の流れを受け継ぐJR世代たち。

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  221系。梅雨の合間の青空。

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  223系。あまりにありふれているので、たいてい流し撮りの練習台です。

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  そして225系は道ばたの花と。水鏡は…やっぱり微妙ですね。
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瑞風さん登場

  先週17日から、満を持して登場した「トワイライトエクスプレス瑞風」。

  とはいえ第一便は山陰ルートだったため、わが地元を通ることはなく・・・

  山陽ルートのデビューは1週間後の24日でした。

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  颯爽と通過してゆく瑞風さん。

  メディアでも散々PRされていたらしく、ものすごい注目度。沿線でも何かと話題になっているようです。

  しかしこの色、高級感はあるのですが写真に撮るのは難しい。JR九州が何かと多用するブラック塗装がまさにそうなのですが、露出を車体に合わせると周りが白く飛び、周りに合わせると車体が黒くつぶれる。撮影者とカメラの力量が問われる被写体ですが、どちらもアレな私ごときでは太刀打ちできず、なかなかこの美しさを表現しきれないのがもどかしいところ。人の目こそが最高級のレンズだというのが痛感されます。

  まあ、今後は何度となく通過してくれる列車なので、ちょっとほとぼりが冷めたころにじっくりチャンスをうかがいましょうか。

  さて、こうして鳴り物入りでデビューした瑞風さん。山陽コースは倉敷や尾道などに立ち寄ることになっており、各所とも地元PRのチャンスにと躍起になっているようです。しかし問題は、こうした機運を息長く盛り上げてゆけるかどうか。

  一昨年、呉線の「瀬戸内マリンビュー」に乗車した際に感じたのは、こぎれいな車両を準備しても地元や事業者の熱意が続かなければ、ただ漫然と列車を走らせるばかりになりかねないということです。一度の乗車でそう結論づけるのは早計かもしれませんが、その「一度」が本当に一度で終わってしまうのか次につながるか、分かれ目となるのはそこだと思います。

  ところで、超高級志向で競争率も高い「瑞風」に手が届く人はほんの一握り。我々パンピーはせいぜい沿線で手を振るくらいしかできないのですが、JR西日本はこれとは別に比較的安価な長距離列車を導入するとしています。

  その列車についてこのほど発表がありました。→こちら

  登場は2020年、東京五輪前を目指すとのこと。6両編成にグリーン車(個室/座席)やコンパートメント、フラットシートなどを備え、京阪神から山陽や山陰を目指す。フリースペースで歓談や食事も…

  で、このニュースリリースには明記されていませんが、使われる車両というのが、

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  どうもこの子らしいです。

  ええ、確かに色は瑞風と似てますし(注:この写真の車両が改造されるとは限りません)、国鉄時代の名車のひとつだと思うのですが、まさか117系とは・・・

  すでに車齢は30年を優に超えていて、下手すれば2020年には40年…大丈夫なんでしょうか?

  まあ最近は似た世代のキハ40系が改造されて各所で観光特急として走っているくらいなので、この時代の車両はいろいろいじりやすいのでしょう。とりあえず中古車両で様子を見て、好評なら新造という考えもあるのかもしれません。

  なにはともあれ、端から手が出ない瑞風と比べればまだ手が届きそうなこの列車。117系がどう化けるのか、どう運用されるのかが今から楽しみです。

水鏡&流し撮り

  サイドからの流し撮りはだいぶ慣れてきました。今回は、水鏡を流しで撮ってみたものを。

  といっても、「鏡」といえるほどのくっきりした水鏡にはお目にかかれませんでした。風の影響に加えて、気温が高いせいか、田植えからあまり経っていないのに既に藻が覆ってきているんですよね…

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  221系。白いボディが青空のもとに映える。

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  希少な機関車EF200。機関車はいい感じで写っているのですが、残念ながらあまり水面には映っていません。よりによってこのタイミングでフェンス際を歩いてくる撮影のオジサンがいたので、画像加工で消えていただきました。

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  新幹線N700系。こちらも水鏡としては微妙な出来に。

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  223系。ちょっと雰囲気は出たかなと。

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  こちらは流し撮りではありませんが、貴重な国鉄カラーのEF65 2139号を。これでバッチリ水鏡ならお気に入りの1枚になったところですが、現実は厳しい…。

【トップ画像】2017.6後半

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  6月後半もトップ画像の更新が遅れてしまい申し訳ありません。今回は、加古川を渡る神戸電鉄の遠景を。

  今年の6月は梅雨入り以来これまでほとんど雨が降っていません。関東では雹が降るような荒れ模様の日もあるようですが、こちら関西では、梅雨はどこにお行きになったのかというほど安定したお天気が続いています。それなりに暑いのですが、梅雨前線が南に下がっている=北の高気圧に覆われているということなので、まだしのげる暑さです。真夏の時期もせめてこのくらいで収まってくれればよいのですが、これより5度以上上乗せされると思うと・・・。

  日の最も長いこの時期に晴れてくれるということは、撮影のチャンスが増えるということです。粟生線はダイヤ変更ごとに減便を繰り返し、日中の撮影チャンスが激減しているので苦しいのですが、この夕方ラッシュの時間にはそこそこ増えてきます。それを狙ってのこの1枚。

  梅雨入り前の比較的クリアな空模様で、背後の山々がくっきり見えます。そんななか、夕日を浴びながら鉄橋を渡る3両編成。アルミの3000系やステンレスの6000系と比べるとやはり、塗装車両の1000系列(5000系もそうですが)が自然の景色には映える気がします。

  ローカル感の濃い2ドア3両編成の1100系も、登場から間もなく半世紀。第一編成など幾つかが廃車になりましたが、最近の神鉄はどちらかといえば4両編成を減らしてゆく方向性なので、意外とまだまだ頑張るのかもしれません。

[旅日記]薩摩・大隅あちこちめぐり(6)

  (5)より。

  イベントゆえに残念な結果になった花の木農場を去り、クマ子のルーツの地、根占へ。義母の出身地へはここからさらに人里離れた丘陵地を進みます。

  私は成人後も何度か出水に行っており、自分のルーツに馴染みが深いのですが、クマ子のほうは幼少期以来とのことで記憶は曖昧で、当然道などは判りません。それでも今は携帯アプリという便利なものがあり、住所さえ入力しておけばたどり着くことができます。

  昔は牛が平然と歩いていたという道を走り、どうやらここらしいという場所へ。もうとっくに代が替わり、家も当時とは建て替わっていて面影はないとのこと。義母がここに来れば何を思うことか。

  車でさっと素通りして、浜の方へ。再び国道269号に出て南下し、しばらく進むとまた海岸沿いへ。ここに「道の駅 根占」があります。



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  こじんまりした建物で、中にはささやかに土産物や特産品を売っています。根占は「びわ茶」が有名だそうで、ここでもしっかり売っています。義母は「よく飲んでいたがあまり好きではなかった」と言っていたものの、話の種にと買っておきます。

  そのほかには「げたんは」。これは黒棒のようなお菓子ですが台形をしており、下駄の歯に見立ててこの名前なのでしょう。

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  ここは本土最南端の道の駅。もうこの先は佐多岬しかない・・・といっても岬までは更に30kmほどあります。こんなところまで来る機会も二度とあるかどうか分からないので、このさいいっそ佐多岬まで、というのも検討したのですが、時間的に厳しく、しかも岬付近は現在整備工事中とのことで見送り。ここで折り返すことになります。

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  目の前には海。ここからも開聞岳が望まれます。相変わらずモヤモヤとした空模様が残念ですが。開聞岳の手前に細長く、左側(南側)に延びているのは薩摩半島最南端の長崎鼻か。中学生ぐらいのとき、母方の親族一同で訪ねた場所です。

  時刻は16時。これから今夜の宿泊地である鹿児島市街地まで北上してゆきます。

  (7)に続く。

[旅日記]薩摩・大隅あちこちめぐり(5)

  (4)より。

  雄川の滝を見物した後、花の木農場に戻ってみます。

  やはりイベントの最中で、遠方の仮設駐車場に誘導され、脇に茶畑の広がる道ばたに車を駐めさせられます。よくぞこの人里離れた場所にこれだけ、と思えるほどの車の入りです。

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  農場の施設を見ながら歩きます。

  メイン会場に近づくと、カラオケ大会でもやってるらしく、懐かしの昭和メロディが響き渡る。うーん、牧場のイメージにそぐわない。

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  ちょっとバラでも見て和みましょうか。

  そんな折、高台に電車のようなものを発見。

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  なぜかこんなところに、鹿児島の市電が2両も。こちらは「503」という車番で、車内にも入れます。座席の布地がボロボロでしたが。

  紹介できませんが、運転席で運転士気取りのYakaの姿をクマ子がパチリと。

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  もう一方は「502」。こちらは座席が木製で、なんとなくレトロ感があります。

  調べるとこれらは1955年に鹿児島市電に導入された500形の初期車で、2005年に引退してこちらに引き取られたようです。同じ形式が今も一部現役らしい。

  今日は鉄道との接点がほとんどない行程ですが、思わぬところで鉄要素に遭遇しました。ただし、ちょっと長居したい雰囲気ではなく、借り物の車を道ばたに置いているのも気になるので、早々に退散しました。

  (6)に続く。

水鏡を求めて

  今年は6月7日に梅雨入り宣言がありました(最近では断定せず、「したとみられる」とあいまいに表現されますが)が、その後は比較的落ち着いた天気で、今後もしばらく大きな崩れはなさそうです。

  東播地区は概して田植えが遅く、本格化してくるのは入梅前後の6月上旬。天候が落ち着かない時期であるうえに、私自身も仕事が忙しいタイミングなので、水鏡を撮れるチャンスはそう多く巡ってきません。うかうかしているとすぐに稲が生長したり藻が広がったりして、好機を逸してしまいます。

  昨年は6月3日に大久保界隈でなかなかいい景色に出会えました。今年はそれより1週間遅いのですが、昨日(6月10日)天気がまあまあ良いとの予想に釣られて、苦手な早起きをして出向いてきました。

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  まずはおなじみ大久保~魚住間で貨物列車をキャッチ。

  続いて、これまたおなじみの中八木~江井ヶ島間の田園地帯へ。

  ・・・あれ、まだあまり田んぼに水がない。

  所々水が張られているくらいで、大半はこれから水を入れようかという段階。以前と比べると田植えの時期がだんだんと遅くなってきている気がします。

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  なにやらカラフルな電車がやってきました。「Meet Colors! 台湾」というヘッドマークを掲げています。台湾の鉄道と姉妹関係を結んでいる山陽電車が、台湾観光局とタイアップしたプロモーション電車を6月5日から走らせています。近年台湾鉄道管理局と提携する日本の鉄道会社が多くなっていますが、編成まるまるPR列車にするとは思い切ったものです。通常5000系は無塗装アルミに赤帯を入れただけのシンプルなデザインなので、強いインパクトがあります。

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  増備の進む6000系。朝日がギラリと。

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  希少な水の張られた田んぼで、逆光での水鏡はどう写るのかと試してみる。まあ特に面白くはなく。

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  エヌじゃない700系の「ひかり441号」。山陽区間における16両編成の700系は、今春の改正でついに1往復(早朝発の下りと深夜着の上り)だけになってしまい、定期列車としては実質この時期の早朝にしか撮影できません。しかも進行方向的に逆光になるので、工夫が必要です。

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  さくらタイプのN700系による上り「こだま」。編成長の予測を誤り、これだと尻切れか、と観念してシャッターを切りましたが、なんとかフレーム内に収まりました。

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  今度は引きつけようとしすぎてぎりぎりのタイミングに。

  今回は期待通りの水鏡にならなかったぶん、いろいろ遊んでみました。

ちょっと変化

  今回の鹿児島行きの旅日記から、使用画像のサムネイルを拡大(長辺240px→320px)していますが、このたびさらに、記事の表示エリアの幅を100px拡大しました。

  昔はディスプレイそのものの解像度が幅900pxほどでしたので、現在弊サイトで使用している拡大画像(長辺900px)だとそれだけで画面いっぱいになってしまうサイズでした。また通信速度が遅く、大きな画像は重くて使いづらいため、必然的に小さい写真を使わざるを得なかったわけです。

  このBLOGも開設から11年が経過。画像は徐々に大きくしてきましたが、テンプレートは当初からそのままで、幅の狭さが気になっていました。そういうわけで思い切って表示幅を変えてみました。不具合があればまた修正したいと思います。

[旅日記]薩摩・大隅あちこちめぐり(4)

  (3)より。

  この旅日記も4話目ですが、このペースだと全20話くらいになりそうです。完結するのはいつになるやら…

  さて、城ヶ崎展望所から少し進むと大根占へ。大根占と根占は隣り合っていますが、平成の合併でそれぞれ別の町と組んで大根占は錦江町、根占は南大隅町に入り、「根占」の町名はどちらからも消滅してしまいました。大根占と根占がくっつけばすっきりしたのでしょうが、そうもいかない諸般の事情があったのでしょう。錦江町は錦江湾から取ったと思われますが、「錦江湾沿い」というとあまりにも適用範囲が広く、JRの「錦江駅」も全く別の場所(錦江湾の北岸側)にあることから、どこにあるのかいまいちピンとこない地名です。

  この大根占から国道448号に入り内陸に向かいます。目指すのは「花の木農場」という所です。ここは障害ある人(※)とともに農産物を生産する福祉農園で、併設のレストランで産物がいただけるとのこと。

  ※最近では「害」という字を嫌って、特に公的な場では「障がい者」もしくは「障碍者」という表記が使われるケースが増えていますが、「花の木農場」のサイトでは「障害」という表現なのでそちらで表記しています。

  ところが着いてみると、なにやらイベントが開かれているらしく、車がごった返している。イメージしていた閑静な農園と余りにも違うようす。

  とりあえずここは通り過ぎて、近くにある「雄川の滝」を目指すことにします。



  この滝はエメラルドグリーンの滝壺と、その前にそそり立つ屏風のような絶壁が魅力。ただしそこに達するには、川沿いの狭い道を辿り、駐車場からさらに1.2kmの遊歩道を歩かなければなりません。そこまでする時間も体力もないので、今回は滝を上から見ることのできる展望台に立ち寄ります。

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  説明書きの看板によれば、落差46m、幅60mの滝。水量が少ないのでただの絶壁という感じですが、勢いよく水が落ちればさぞかし見応えがあることでしょう。

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  これが雄川の滝の「売り」であるエメラルドグリーンの滝壺。底まで澄み切っているのがよく判ります。いつか下から見てみたいものです。

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  下流側を望む。大地の裂け目とでも言えそうな、ダイナミックな峡谷。下方では遊歩道の工事をしているもよう。往復2.4kmの旅路を辿る人だけが、滝を見上げる絶景を楽しむ資格を得られます。ただし、ネットで検索すると滝壺の間近で撮ったとおぼしき写真が数多く見つかるのですが、現状では左下の重機の上にある柵のところまでしか行けないように見えます。

  一方滝の上流に目をやると…。

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  このとおりダム湖になっており、ハリボテの裏側を見たようながっかり感があります。しかしこのダムだけで錦江町と南大隅町の一般家庭で使われる電力をまかなえるだけの発電量があるそうで、ある意味でこれも自然の恵みといえるでしょう。

  (5)に続く。

[旅日記]薩摩・大隅あちこちめぐり(3)

  (2)より。

  今回、鹿児島への旅を企てた目的は北薩・出水の祖母のお見舞いです。しかし初日はそれとは反対方向の大隅半島を巡ることにしています。大隅はクマ子の母親の出身地。つまりこの度はクマ子のルーツを辿ろうというわけです。

  私自身、北薩はあちこち連れて行ってもらい、指宿(いぶすき)や霧島にも親族一同で出かけたことがありますが、大隅にはこれまで全く行く機会がありませんでした。(この地方に今鉄道が存在しないというのも一因ですが…。)こんな機会でもないと行くこともなかろう、というわけで、ちょっと慌ただしくなりますが今回ルートに含めることにしました。

  義母の実家は大隅半島の最南端に近い根占(ねじめ。現在では南大隅町の一部)。途中鹿屋(かのや)まで東九州自動車道がつながっています。

  とりあえず国道504号~223号で国分まで下ってそこから高速に乗る予定にしていてのですが、何と事故のため肝心の国分IC~末吉財部IC間が通行止め。出鼻をくじかれる格好になってしまいました。仕方ないので、末吉財部ICまで国道10号をゆくことにします。

  R10はカーブの多い山越えルート。途中景色の良いところがあれば空港で買った弁当を、と思っていたものの、山の中ばかりで見どころもないまま末吉財部ICの近くまで来てしまったので、とりあえずコンビニに停車。

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  私が買ったのは「桜島灰干し弁当」。魚を桜島の火山灰で挟んでうまみを凝縮させたらしい。この種の弁当の宿命で、一つ一つの具材が十分吟味できるサイズではないのですが、「鹿児島の味覚」という雰囲気は味わえます。

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  クマ子は「鶏めし」。鹿児島は養鶏も盛ん。その鶏を炊き込んだ御飯です。

  田舎の香水香る中まずは鹿児島らしいメニューを味わって、引き続き車を走らせます。末吉財部ICからようやく東九州道入り。ここから先は無料区間で、片側1車線ながらりっぱな道路。しかし見事なまでに車がいない。大隅は半島という地形上袋小路で、しかも薩摩半島の指宿のような確たる観光地もないので、地元民以外はなかなか足を運ぶことのない場所なのではないかと思います。

  (ちなみに今回は私が全区間運転したので、車中からの写真はほとんどありません。あしからず。)

  そんな調子でスイスイと鹿屋まで到達し、ここからは下道でさらに南下してゆきます。今では鉄道の存在しない大隅半島ですが、かつては志布志から鹿屋、垂水を経て国分に至る国鉄大隅線がありました。国鉄民営化直前の1987年3月に廃止。鹿屋に鉄道記念館があるそうですが、今回はパス。

  国道269号を南下してゆくと、やがて海沿いへと出て行きます。天気が良ければ錦江湾、そして対岸の薩摩半島がくっきり見えたところでしょうが、残念ながら空は薄曇りで遠くは霞んでいます。神戸では真っ青な快晴で、鹿児島も晴れの予想だったので爽やか海岸ドライブを期待したのですが、既に梅雨入りしている沖縄・奄美に近い気候なのでしょう。

  そんなはっきりしない空模様ですが、途中「城ヶ崎展望所」というところで一度車を停めてみます。絵に描いたような三角形の山が対岸に。薩摩半島の南端に位置する開聞岳です。

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  望遠レンズで思い切り拡大してみました。



  (4)に続く。

【トップ画像】2017.6前半

  遅くなりましたが、6月前半のトップ画像を更新しました。

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  2月にこのBLOGで取り上げた、EF66 27号機。一年前の今日(6月3日)撮影したものです。

  この日は快晴で、青空の下走る列車たちを嬉々として撮影していたのですが、そのなかの一つ。この頃には27号機のありがたみを知らず、たまたまやってきたのを撮影したにすぎなかったのですが、今にして思うと、もう少し気合いを入れて撮っておけばと思います。

  夏至を迎える6月は太陽が最も高い時期であり、やや流線型になっているEF66だと真昼は顔の下まで光が回らないものの、そのぶんナンバープレートの数字が浮き立っています。季節によって表情を変える、鉄道写真の奥の深さを感じます。

  ちなみに昨年の近畿地方の梅雨入りは、この翌日の6月4日。もっとも、梅雨に入ったからといってずっと雨が続くわけではなく、昨年の写真の記録を見返すと、意外と青空の日もあったようです。

  さて今年は、来週半ばには梅雨入りするのではないかと言われています。梅雨は多雨、夏は猛暑と予想されていますが、さてどうなりますやら。

[旅日記]薩摩・大隅あちこちめぐり(2)

  (1)より

  スカイマークは格安航空の先がけで、紆余曲折があって一度破綻してしまいましたが、現在ではそれなりに持ち直しているようです。10年前は「安いんだからサービスは我慢してもらうよ」という姿勢があからさまで、乗務員もそういうレベルでしたが、今はLCCとの競合もあってか、乗務員が大手と遜色なく働いているという印象を受けました。居住感としては価格相応というところですが、移動手段と割り切れば十分でしょう。

  驚いたのが、しばらくして乗務員が「キットカット」を配りに来たこと。スカイマークオリジナルのパッケージ。

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  さすがにドリンクサービスはありませんが、機内で買えるコーヒーなどのドリンクはワンコイン(100円)なので、破格のサービスといえるでしょう。新幹線でもこういうのがあれば嬉しいのですが、飛行機と違って乗る区間がばらばらで、不公平感が出るので難しいのかもしれません。

  瀬戸内海上を飛んでいた飛行機はやがて四国の上空へ。空はクリアに見えるものの気流が乱れているらしく、よく揺れます。客室内を見る限り客の入りはなかなか良さそうですが、3列席の真ん中が所々空いています。

  やがて九州へ。四国も九州も山がちな地形に変わりないのですが、四国の険しいギザギザの山々に対し、比較的なだらかで大きな山々がどこまでも連なっているのが九州。空から見るのは初めてですが、なんとなく雰囲気の違いが感じられます。西に進むにつれて、やや霞がかかったような空になってきました。

  そうこうするうちに着陸態勢に。山々がぐんと近づいてきて、もしやあれが霧島連山かと思っているうちに、あっけなく着陸。鹿児島空港というのはかなり高台にあるようです。

  推移をずっと見ながら現地入りする列車の旅と違い、いきなりその地に放り込まれる飛行機だとなかなか実感が沸きませんが、なにはともあれ5年ぶりに踏む九州の地。これから3日間にわたる薩摩・大隅の旅の始まりです。

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  で、飛行機を降りたところはここ。一旦地平に降り、バス(南国交通の普通の路線バスタイプ)に乗せられて空港入りとなります。距離にすると大したことはないのですが、真ん中に陣取るANAなどと比べてスカイマークのこの脇役感ときたら。

  ターミナルビルに入り、荷物受け取りの前に売店で昼食用の弁当を買い込んでおきます。駅の弁当が「駅弁」なら空港の弁当は「空弁」。駅弁は廃れる傾向にありますが、空弁はなかなか種類豊富で迷います。

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  駅前のレンタカー店で3日間使う車を借りる。ドア開閉のリモコンのようなものを受け取り、さあ出発と意気込むも、エンジンをかけるキーがない。変に触っておかしな事になっても困るので、恥ずかしながらも受付に戻り、エンジンのかけかたを聞くと、このリモコンを近くに置いてブレーキを踏みながらスタートボタンを押せばかかりますよ、と。10年前の軽自動車しか普段運転してないおじさんに、最近の車のことは分かりません(汗)。

  (3)に続く。

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