田園地帯に古代からの史跡が点在する岡山北西の「吉備路」。備中高松は岡山から吉備線で20分ほど。駅規模はさほど大きくありませんが、ここまで区間運転の列車もあります。
備中高松駅舎(02.10.14)

津山線急行「砂丘」用のキハ58系も使用されていた

駅周辺はのどかな田園地帯ですが、徒歩5分ほどの場所に備中高松城跡があります。この城は、本能寺の変が起きたときに、羽柴(豊臣)秀吉が攻略していた城として有名です。
普通「城」と聞いてイメージするような、石垣で盛り上げた構造ではなく、沼地の中に位置し、毛利方の武将・清水宗治が守っていました。中国攻めを任された秀吉が取った策は、堤を築いて水を堰き止め、水没させて孤立させるというもので、本能寺の変に際しては宗治の自害を条件に和議を結び、その後「大返し」と呼ばれる強行軍で明智光秀を討つことになります。
現在の高松城跡は、普通の庭園のような造りですが、周囲を小山に囲まれ、この城を中心に織田方と毛利方がにらみあった様子に思いをはせることができます。


