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トラベラーズ ノート まくら木日記

日記・雑記・駅々めぐり。

[旅日記]薩摩・大隅あちこちめぐり(7)

  (6)より。

  気づけばこのシリーズ、ひと月近く間があいてしまいました。こういうのは勢いでやらないと、一度途切れるとダメですね~。

  根占から、もと来た国道269号を北上、鹿屋手前からは県道68号で海岸沿いを進みます。このあたりから、道路際に大隅線の廃線跡らしきものが姿を見せます。県道とは別に、普通の道路にしては狭い道が並走しているのですぐにそれと判ります。自分が運転手なのと、時間の制約上写真は撮っていませんが、大隅に鉄道ありし頃の名残に少しだけ触れた気分です。

  国道220号に合流し、ここからは比較的ゆったりとした道を進みます。(この先廃線跡は国道から若干離れます。)垂水の市街地を抜け、その先の荒崎パーキングで小休止。

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  いよいよ前方に桜島が近づいてきました。こちらから見ると山のてっぺんより少し右側から噴煙が上がっています。これからあの山の麓へと向かうことになります。なお、南方を見れば遠く開聞岳もまだ望めます。

  この少し先に大隅線の海潟温泉駅があり、そこから国分までの開通が1972年。これをもってようやく志布志から国分までの一続きの路線が完成したのですが、そのわずか15年後(1987年)に全線廃止という憂き目に遭っています。

  T字路に突き当たり、左に曲がって国道224号に入れば桜島入り。これまでになかった、大隅側からのアプローチです。

  しばらく低木の生い茂る人里離れた地域を進み、見えてきたのが「有村溶岩展望所」なる場所。時間も時間なのでだれも人はいませんでしたが、せっかくなので立ち寄ってみます。



  溶岩によって形成されたと思われる岩石が周囲に山積し、火山灰がその上に積もっています。今は噴煙はこちらを向いていませんが、風向きによっては大変なことになりそうです。

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  クマ子は車に残るとのことで、自分だけ駆け足で展望所へと上がってみます。

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  間近に迫る桜島。見上げるとやはり圧倒的な存在感ですね。桜島というと、鹿児島市街の側から見た台形に近い形状のイメージが強いのですが、こちらからだとまたちょっと違った雰囲気になります。

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  「溶岩展望所」というだけあって、目の前には溶岩の岩石がそそり立ちます。こんなのが無数にあり、底知れぬ地底のエネルギーのほんの一端を垣間見る気分です。

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  もと来た垂水方面を望む。この一帯は大正の大噴火(大正3年=1914年)で流出した溶岩に覆われた場所で、それまで幅400mほどの「瀬戸海峡」で大隅側と隔てられ文字通りの「島」だった桜島が地続きになりました。つまりここまで国道224号は、かつての海の上、そして100年前の溶岩の上を走ってきたわけです。途中集落らしきものがなく、樹木も比較的若いのはそのためです。

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  生きた火山の脅威を見せつけるこんなものも。2014年の御嶽山噴火の際、噴石などが降り注ぎ大勢の登山者が犠牲になりました(死者・不明者63名)が、それを思うとこの壕はまさに命の守り。

  幸いこの短い滞在時間中に、これのお世話になるような状況は生じませんでした。

  (8)に続く。
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